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大阪万博2025 展示情報 【未来の靴のカタチ】 6/17update

国内外で活躍される靴職人でありアーティスト三澤則行さん( @noriyukimisawa )が
大阪・関西万博で5/5-7発表する
「未来の靴のカタチ」プロジェクトに参加しています。

今回の製作は曲げ加工が今までのやり方を大幅に超えたものになりました。
随分と試行錯誤の道のりでしたが、無事自分の製作パートを終えることができました!

島根からは、Bench Work Tatenui のヒノの他に、クラフトキャリア石川さん(@crafts_carrier )も参加しています。
三澤さんの構想をもとに、それぞれ未来の靴を製作しました。

まだ私が生まれる前に開催された前回の大阪万博のインパクトは体験していないにも関わらず大きく影響を受けていたので
自分がその55年後に開催される万博に関わることになるとは、素直に嬉しく人ごとのようにワクワクします。

三澤さんの思い描く未来のビジョンが多くの人の目に触れますように。
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大阪・関西万博 2025/5/5-7
「未来の靴のカタチ/The Contours of Future Shoes」
MISAWA SHOE DESIGN
会場:フューチャーライフヴィレッジエリア(「TEAM EXPOパビリオン」)
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展示が終わってあっという間に3週間が経ちました。
展示中会場には行っていませんでしたが、先日 三澤さんから万博会場での様子などを伺ったので、その辺りも併せて振り返ります。

三澤さんからいただいた展示会場の写真↓

金枠の中に石が積み上がったような建物が印象的
建物の中に独自の世界観を表現できる巨大なブースといった感じの展示だったようです。

来場者も1日あたりおよそ数千人が訪れていたとのこと、目まぐるしそうで全く想像がつきません!
国内外の多くの方にご覧いただけたのはとても貴重な機会となりました。

実際どんなものを三澤さんとコラボしたのかというと(展示会場での写真)
雪駄や下駄など日本に古くからある履き物を彷彿とさせます
題名は『畳/Tatami』 ユニークなデザインと色々なイメージを想起させる形
無事に完成しお披露目できて内心ホッとしました。


今回のプロジェクトへの参加は細いご縁が重なって繋いでくれたものでした。
ごく近所に移転してアトリエを構えられたクラフトキャリアの石川さんや、石川さんを通じて知り合ったカメラマンの七咲さん
さらに昨年、平田本陣で学芸員の藤原さん主導のもと開催されたヒラタクラフトミュージアム
どこも不思議なご縁でつながっていって今回のプロジェクトにお声がけいただくことになったのです。

お声がけいただいた当初はあまり深く考えずに、面白そうだなと、やりましょう!となったのですが
これが見事に何度もつまづくことになるのです。

初手の試作をいくつか手法を変えて試してみた段階でちょっと雲行きがあれあれ、と
三澤さんのイメージされる図面を見ながら、作業工程をイメージしてシミュレーションを繰り返すが
厳しいな〜このRの大きさとか厚みやサイズ感とか、どう実現しようか?
うちで出来る手法が消去法でどんどん削られ
色々チャレンジした結果、『積層しながら曲げる』一択に
とはいえ、積層しながら曲げるのにもいくつかやり方はあるけど [8の字を潰したような形] の実現が
結局最後の最後まで問題を投げかけることになるのでした。

続く。。